共通メニューなどをスキップして本文へ

急性期、訪問看護から療育へ。 生きる支えとなる看護を

経験者採用

北療育医療センター
勤務2年目
日本赤十字看護大学 卒業

インタビュー目次

人に寄り添い、生きることをサポートできる看護を

看護師である母の影響を受け、高校卒業後は迷わず大学の看護学部に進学。看護師の国家資格を取得後、系列の大学病院に就職し、内科、外科、神経内科などさまざまな病棟でキャリアを積みました。その後、もともとやりたいと思っていた在宅訪問看護に転向。その際に重度心身障害児(者)の看護を担当したことが、都立北療育医療センターに転職する大きな転機となりました。
急性期病院で働いていた時は、日々多くの患者さんと接しながらも、とことん向き合うことがかなわないもどかしさを感じていました。しかし療育看護師の場合、一人ひとりに寄り添いつつ「生きることをじっくりサポートできる看護」ができることが大きな魅力です。また、東京都の職員という安定した立場で働くことができることもありがたいと思いました。
一方で、重度心身障害児(者)の場合、人工呼吸器を付けている方が多い等、急性期とは異なる専門性を身につけることが必要です。そうした新しい環境に飛び込むことで、看護師としていっそう成長することができるのではという期待もありました。

表情の変化やしぐさから一人ひとりの意思を汲み取る

私が働いている医療病棟は、人工呼吸器などの医療的ケアを必要とする利用者さんが入所され、ご家族のご意向でショートステイ(1泊~2週間程度の短期入所)されるケースもあります。
働き始めて驚いたのは、ベテラン看護師の方々の利用者さんに対する「察知力」です。言葉によるコミュニケーションが難しい利用者さんがほとんどですが、先輩方はちょっとした表情の変化や仕草から、一人ひとりの意志をしっかり汲み取ることができます。はじめは「もしかして超能力!?」と思いました(笑)。
「利用者さんの気持ちがわからない」「10年間身につけてきたスキルはなんだったのか?」と悩み、落ち込むこともありました。でも、先輩方はとてもやさしかった。わからないことを丁寧に説明していただき、多くのアドバイスをくださいました。おかげで私も利用者さんの気持ちや意志をようやく理解できるようになってきました。でも療育看護師として高いスキルをお持ちの先輩方にはまだまだ及びません。今も日々勉強です。
利用者さんのご家族と接する機会も多く、大切なお子様をお預かりする責任の重さを感じます。患者・利用者の方と意思疎通ができるようになって、笑顔が見られた時や、親御さんから感謝の言葉をいただくと「この仕事を選んで良かった!」と心から喜びを感じます。

自分の「強み」となる専門性を高めていきたい

長く療育看護の仕事を続けていくために、自分の「強み」となる分野を作りたいと考えています。認定看護師の学校に通うことも職場が積極的に勧めてくれるので、ありがたいと思います。皮膚・排泄ケア認定看護師や重度心身障害プロフェッショナルナースの資格を取得できればと思います。看護師の教育に関して、この職場はほんとうに手厚く、急性期病院ではあまり経験できない専門スキルを身につけやすい環境にあります。
将来的には、在宅による重度心身障害児(者)ケアのニーズが増えてくると思います。もう一度訪問看護師として在宅での穏やかな生活をサポートしたいという希望もあり、そのためにもさまざまな専門スキルをしっかりと身につけたいと思っています。
北療育医療センターでの2年間は学ぶことが多く、看護師としての知見もずいぶん広がりました。「じっくり相手と向き合う看護」「病気を治すだけではなく生きる支えとなる看護」。そんな看護師になりたいと考えている方に、自信をもってこの職場を勧めたいと思っています。

キャリア

高校卒業後、4年制大学看護学部に進学

高校生になった頃、母親と同じ看護師になりたいと考えていました。人の役に立つ仕事がしたかったのです。

系列の大学病院で看護師としてのキャリアをスタート

6年間勤務し多くの病棟を経験することができましたが、反面、患者さん一人ひとりとじっくり向き合う時間が少なく自分の中で葛藤がありました。

やりたかった訪問看護師の経験を積む

思い切って訪問看護の仕事に転職しました。約3年間つづけ、この時に重度心身障害児(者)のケアを経験しました。

北療育医療センターに転職

新たな気持ちで療育看護師としてスタート!やさしく経験豊富な先輩方のおかげで着実に成長していることを実感します。

わたしのお気に入り

北療育医療センターに転職して以来、プライベートがとても充実しました。基本的に残業がなく、2交代制勤務の中でリフレッシュする時間を十分に確保できます。
旅行が好きなので、夜勤明けにそのまま新幹線に乗って京都や大阪、東北などへ旅行することもあります。平日昼間の空いている時間に遊ぶことができるのはほんとうに恵まれていると思います。

また大山や富士山、八ヶ岳など近場での登山も楽しんでいます。この職場に来て思ったのですが、看護師にはアウトドア派が多いようで、私以外にも登山やキャンプを楽しんでいる同僚がたくさんいます。

配属施設や採用情報に関する
パンフレットをご覧いただけます!

採用に関する情報を
東京都からメールでお届けします!