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療育センターで看護師を始められて よかったと思っています

新卒採用

府中療育センター
勤務2年目
東京都立北多摩看護専門学校 卒

インタビュー目次

母と妹を助けてくれた看護師さんに憧れて

私の妹は通常より小さく産まれ、生後長らく入院生活を送っていました。母からその時のことを、「病院の看護師さんたちに助けてもらい、家族のように接してもらえた」とよく聞かされていました。
そうした経験から“私も人を支える存在になりたい”と思い、看護師を目指すようになりました。
高校卒業後、3年制の都立看護専門学校に進学。進路として考えたのは、重度心身障害者のケアを行う看護師でした。日常生活において常に細かな配慮を必要とする利用者さんをケアすることは、利用者さんが穏やかな日々を過ごす支えとなることにやりがいを感じながら働くことができる仕事だと思ったからです。
専門学校の先生に勧められた府中療育センターを見学し、療育の仕事についてくわしく説明してくださった看護師さんもとても素敵な方で、「ここで働きたい!」と就職先の第一志望に決めました。偶然ですが、その先輩とはやがて新人看護師となった私のプリセプター(新人の指導を行う先輩看護師)として再会することになりました。

積極的に利用者さんと関わることを心がける

この職場で働き始めてまず感じたことは、窓が大きいので光が入り明るい室内。周囲には緑が多く広々としているので、利用者さんが穏やかに過ごせることはもちろん、働く私たちにとっても快適な職場環境だと思いました。
一方で専門学校の実習で経験した急性期病院の看護とはまったく違う利用者さんへの対処に驚くことも多かったです。しかし新人看護師は病棟に配属される前に重度心身障害児(者)の特徴とそのケアに必要な配慮について十分な研修が行われます。さらにペアナーシングを組む先輩から、どのように利用者さんの表情や仕草から気持ちや要望を読み取っていくかを実践的に教えていただくことができました。先輩看護師の方々の、利用者さんの細かい表情の変化や仕草を見逃さない的確な判断力やコミュニケーション能力に、あらためて驚きと感動を覚えました。2年目の私にはまだまだ先輩方のように利用者さんの心をうまく読み取れないことがしばしばあります。それでも私はこの仕事に大きなやりがいを感じています。それは利用者さんの生活に寄り添ってケアできる喜びです。
今、心がけていることは「利用者さんに私のことを知っていただくこと」。自分から積極的に利用者さんに接することで、緊張や警戒感を解いていただき、親しみや信頼感をもっていただけるよう頑張っています。しっかり心が通じ合って、利用者さんから感謝の反応をいただけるとほんとうにうれしくなってしまいます。これからも利用者さんの状態を察する観察力を磨き、コミュニケーションを図りながら、療育の看護師としてより成長できるよう頑張っていきたいと思います。

先輩方をお手本に療育看護師として成長を目指す

現在は日勤、準夜勤、深夜勤の三交代制勤務で働いています。深夜勤務などは慣れないと疲れが残ってしまうこともありますが、残業がなくお休みもしっかり取れるので、体調管理を心がけていれば心配することはありません。
1年目はとにかく先輩方をお手本にして、研修も受けながらさまざまな利用者さんのケアをしてきました。2年目の今年は受け持ちの利用者さんもできました。これから1年間、継続してケアしていくことで知識と技術の向上を図り、療育看護師としての成長を目指していくつもりです。
まだまだ日々勉強が続いていますが、自分だけで解決できない問題があっても、先輩方に相談しアドバイスいただいています。2年目以降もさまざまな研修も受けられセンター内の教育体制も充実していますので、今後のキャリアを考えながらステップアップを図ることができます。
新卒で療育センターに就職することに不安を感じる方もいるかもしれません。でも私はここで看護師としてスタートできて心から良かったと思っていますし、ここでしかできない看護経験をたくさん積むことができました。また研修などを通して急性期病院の看護についても学べますので、むしろ看護師としての職務範囲が広がるのではと思います。もしあなたが「利用者さんの生活に寄り添った看護」を理想とするのであれば、私は自信を持って療育センターで働くことをお勧めしたいと思います。

キャリア

高校卒業後、都立看護専門学校に進学

子どもの頃から憧れていた看護の仕事に就くために、家族の応援も受けて正看護師の国家資格取得をめざしました。

「第一志望」だった府中療育センターへ

重度心身障害児(者)のケアを希望すると伝えた専門学校の先生から府中療育センターを勧められ、就職先として「第一志望」に決めました。

2年目、受け持ちの利用者さんを担当

1年目は先輩方から指導を受けながら仕事を行っていましたが、2年目からは担当の利用者さんを受け持ち、看護師として経験を積みながら、日々勉強の毎日です。

わたしのお気に入り

私の趣味は「編み物」です。小さい頃、祖母に教えてもらってから、毛糸でいろいろなモノを作ることが楽しくてずっと続けてきました。ビーズ手芸や刺繍も好きです。長時間、細かい作業をすることが好きなのかもしれません。

専門学校時代、正看護師の国家試験合格後はそれまで勉強に使っていた時間を編み物にあてるようになり、バッグや帽子などたくさんの編み物を作り、それまで以上に熱心に編むようになりました。かわいい作品ができるとうれしいですし、誰かにプレゼントして喜んでもらえるとさらに嬉しいです。看護師として働く今も、時間があったら編み物をしていることが多いですね。私の場合、最初からデザインをきっちりと考えるのではなく、編みながらどんな毛糸の組み合わせにするかを考えています。その方が編んでいて楽しいんです。

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