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利用者さんの「生きる」姿から 日々の活力をいただいています

経験者採用

府中療育センター
勤務14年目
日立メディカルセンター看護学院
(現:日立メディカルセンター看護専門学校)卒

インタビュー目次

多様な現場を経験した同僚達に教えてもらう「知恵」や「技」

4年ほど会社員として働いた後、高校時代の夢だった看護師への道をあきらめきれず、看護師資格を取得。茨城県の個人病院で看護師となりました。
その後結婚を機に上京し、都内の総合病院へ就職しました。日々忙しく過ごし10年ほど経った頃、同じく看護師をしている姉に、東京都の療育施設を勧められました。
重症心身障害と療育施設に関心があったこと、府中療育センターが自宅から通勤しやすかったこともあり、思い切って新しい環境に飛び込みました。急性期医療の経験しかなかった私にとって、当初は利用者さんとの意思疎通もままならず、それまでの経験が通用しないこともありました。しかし、先輩方からアドバイスをいただき、経験を積む中で次第にやりがいを感じるようになりました。
それからあっという間に(笑)13年ほど経ち、利用者さん、同僚達と日々楽しく働くことができ、心からこの職場に来て良かったと思っています。さまざまな医療現場で経験を積んだベテラン看護師も多いので、自分が知らなかった医療や看護に関する「知恵」や「技」を教えてもらえることも、ここで働くことの大きな魅力かもしれません。

利用者さんの「生きる」姿に活力をいただく

私は日勤、準夜勤、深夜勤の三交代制勤務で働いており、自宅が近いので晴れた日は自転車で通勤しています。
1日24時間の中で連携しながら利用者さんのケアをしている私たちにとって、情報共有と連携は必要不可欠です。1日のスケジュールの中で何回か看護師のカンファレンスの時間を設け、1日の終わりには利用者さんの記録を付けるなど情報共有と連携を徹底しています。
私が働いている病棟には20数人の利用者さんが入所されていますが、1日に3~4人の方をケアします。一人ひとり障害の程度も個性もさまざまですが、共通しているのはその方が「具合が悪い」「つらい」と思っていても、なかなか言葉などで誰かに伝えることが難しいということです。私たち看護師が「助けて」というシグナルをその表情などから読みとらなければなりません。そのためにはその方が平常時にどのような状態にあるのかをしっかり把握しておくことが大切で、カンファレンスや日々の記録は必要不可欠なことなのです。
日々、利用者さんが一生懸命「生きる」姿を見ることによって、逆に自分自身が生きる活力をいただいているように感じます。また利用者さんのケアはそのご家族のケア(安心していただく。お休みいただく)にもつながっています。
この職場には、私を含め全ての看護師が「利用者さんが少しでも快適に生活できるよう、みんなで協力して頑張ろう」という静かな情熱があふれているように思います。その情熱を支えているのは、それぞれが寄り添っている利用者さんやご家族一人ひとりの「笑顔」なのかもしれません。

一人ひとりに寄り添うことの難しさとやりがい

療育センターで働く大きな魅力と言えば、利用者さんの個別性を重視し、一人ひとりに寄り添った看護ができることでしょう。さらに医師だけでなく介護職や保育士などとも協働が多く、それぞれのエキスパートが助け合うことで、最適な看護を提供することができます。その「一人ひとりに寄り添う」という点が、この仕事の奥深さでもあります。
現在、私は「重症心身障害プロフェッショナルナース育成研修」に参加しています。講義や病院での研修を通して、あらためて「一人ひとりに寄り添う」ことの難しさとやりがいについて考えを深めたいと思っています。

専門学校や大学など看護師育成の教育機関では、なかなか重症心身障害の看護について詳しく学ぶ機会がありません。そのため不安に感じる学生や若い看護師の方もいるかもしれません。でも安心してください。わからないことや迷いがあっても、気軽に先輩看護師に相談できる職場環境があります。新人看護師がステップアップするための教育システムもしっかり整っています。ぜひ一度、見学にいらっしゃってこの仕事の素晴らしさを自分の目で確かめてほしいと思います。「ここでしか学べないこと」がたくさんあります。皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています!

キャリア

高校卒業後、地元企業に就職

仕事自体は楽しかったのですが、看護師への夢をあきらめられず、専門学校に2年間通って准看護師資格を取得。さらに3年間かけて正看護師の国家資格を取得しました。

個人病院で看護師としてのキャリアをスタート

茨城県の海辺にある内科、整形外科などの診療科目がある個人病院で看護師として働きました。

東京の総合病院で経験を積む

結婚のため夫とともに東京に移住し、公立総合病院に転職。ここでは手術室での経験など幅広く看護師の経験を積むことができました。

新しいキャリアを求めて府中療育センターへ!

新しいチャレンジと看護師としての働き方を見直すために府中療育センターに転職。最初は「療育初心者」でしたが、それから約13年が経ち、私もそろそろベテランの仲間入り? これからも健康に気をつけて体力が続く限り、この仕事を続けていくつもりです。

わたしのお気に入り

最近、すっかりキャンプにハマっています。といってもテント泊ではなく、ワンボックスカーの内装をキャンプ仕立てに改装した車中泊キャンプです。
キャンプの行き先は埼玉・秩父方面が多いですね。近場で行きやすいわりには山や川といった大自然を満喫できます。キャンプ場の美味しい空気を吸って、自然に囲まれながらご飯を食べることは私にとって最高の気分転換であり、仕事への活力にもつながっています。

また、クルマ以外でも自宅のちょっとした改修などをDIYで楽しむことも趣味の一つです。快適な生活のために自分の手を動かすことが好きなのだと思います。

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