【特集】梅毒が流行っています!

近年、都内では梅毒患者が急増しています。梅毒は、症状が軽微又は全くない場合もあり、気付かない間に病気が進行することがあるため、正確な知識を持って適切に予防・治療を行うことが重要です。

- 梅毒とは
「梅毒トレポネーマ」という細菌に感染することで起こる感染症です。感染者との粘膜や皮膚の接触を伴うセックス(オーラルを含む。)で感染します。
- 梅毒の症状
1か月程度たつと… できもの、しこり、ただれなどが現れ、数週間で症状は消えます。
3か月程度たつと… 手のひらや足の裏など、全身に発疹が現れ、数週間から数か月で症状は消えます。
数年から数十年後… 無症状のまま進行し、心臓や血管、神経の異常が現れる恐れがあります。
症状が出ないことや、症状が現れたり、自然に消えたりを繰り返すことがありますが、治療しないと病気は進行します。また、症状や発症時期には個人差があります。
- 女性患者が増加しています

梅毒患者のうち、男性は20代から40代で、女性は20代で多くなっています。特に女性患者数は、2014年から2017年までで約6倍に増えています。
妊娠中に梅毒に感染すると、お腹の赤ちゃんに感染してしまうことがあります。気になることがあれば主治医に相談しましょう。
- 匿名・無料で検査を受けることができます
梅毒検査は、都内の保健所や検査室(南新宿検査・相談室、多摩地域検査・相談室(3ページ参照))で、HIV検査と同時に匿名・無料・保険証不要で受けることができます。
また、お住まいの地域の保健所で相談できます。
梅毒は検査を受けないと感染しているかどうかは分かりませんが、早期に治療すれば治る病気です。
気になることがあれば検査を受けましょう。また、パートナーも検査を受けることが大切です。

東京都では、福祉保健局 HP「 東京都性感染症ナビ」で、梅毒の基礎知識や検査・相談機関の情報、梅毒予防に向けた啓発動画・ポスター・リーフレット、梅毒について学べるe-ラーニングなどを掲載しています。

また、様々な性感染症の情報も掲載していますので、ぜひご覧ください!
HP http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/seikansensho/
- 啓発動画

「梅毒の発生状況」、「梅毒の基礎知識」、「梅毒の予防方法」、「梅毒発症時の対処方法」の4項目から分かりやすく解説しています。
- ポスター・リーフレット
梅毒予防に向けたポスターやリーフレットなども紹介しています。
- 問い合わせ
- 福祉保健局健康安全部感染症対策課
03-5320-4487 FAX 03-5388-1432
今月の主な内容
- 福祉保健2019年3月号 表紙/施設管理者の皆さん、受動喫煙防止対策は進んでいますか?
- 【特集】梅毒が流行っています!
- HIVの検査・相談室を「やさしい日本語」で紹介しています/4月2日は「世界自閉症啓発デー」、4月2日から8日までは「発達障害啓発週間」
- 「新生児聴覚検査」の費用助成を開始します/特定不妊治療費助成金の申請はお済みですか?
- 東京都シルバーパスを新規に購入する方へ(4月〜9月用)
- インターネット福祉保健モニターを募集しています!/「東京都硫黄島戦没者追悼式」を行いました/精神保健福祉センターが移転しました
- お知らせ
- 骨髄バンクへのドナー登録にご協力をお願いします!/SNSやフリマサイトを介した医薬品の購入は危険です!