肝炎ウイルス検診を受けましょう〜7月28日は「日本肝炎デー」、7月27日から8月2日は「肝臓週間」〜


肝炎ウイルスは、肝臓がんの主原因です。
全国のがんによる死亡者のうち、肝臓がんは第5位で、年間約2万6千人が亡くなっています。
その肝臓がんの原因の約8割を、B型肝炎ウイルスおよびC型肝炎ウイルスが占めています。
感染していても自覚症状がないことも多いため、感染に気付いていない人が多くいます。
○ウイルス性肝炎とは?
ウイルス性肝炎とは、ウイルスの感染により肝臓が炎症を起こすことをいいます。
特にB型・C型肝炎ウイルスは、感染した人が、治療を受けずにそのまま放置すると、慢性肝炎、肝硬変、肝臓がんに進行する可能性があります。
○ウイルスへの感染はどのようにして起こるの?
ウイルスへの感染は、血液・体液を介して起こります。母子感染や性交渉など自分では意識しにくい感染経路もあり、感染原因が不明な方も多いです。ただし、咳や食器の共有など、通常の社会生活では感染しません。
肝炎ウイルスについて、正しい知識を持つことが大切です。
○なぜ検査が必要なの?
肝炎ウイルスに感染しているかは、肝炎ウイルス検査を受けない限り分かりません。
肝炎の症状は、全身のだるさ・食欲不振・吐き気・黄疸などですが、症状が軽かったり、無症状のまま進行してしまっていることもあります。そのため、症状がなくても感染の有無についての検査が必要です。
○どんな検査?どこで受けることができるの?
B型・C型肝炎ウイルスの検査は、お住まいの区市町村で、無料で受けられます。
検査は採血のみのため、短時間で済み、検査結果は数週間でお知らせできます。
実施時期や場所等については、お住まいの区市町村または最寄りの保健所にお問い合わせください。