肺の健康、気にしていますか? 〜11月20日は世界COPDデー〜

肺の健康、気にしていますか? 〜11月20日は世界COPDデー〜
KENKO FIRST TOKYO

「世界COPDデー」は、世界各国でCOPD(慢性閉塞性肺疾患)という疾患について啓発していく目的で、WHO(世界保健機関)とNHLBI(米国心臓、肺、血液研究所)の共同プロジェクトから始まった世界的な組織であるGOLD(Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease)が定めた日です。

平成29年には日本人男性における死因の第8位(※1)となっており、推計患者数は530万人(※2)といわれているCOPDですが、あまり知られていないのが現状です。 (※1 厚生労働省 人口動態統計 2017年 ※2 NICEスタディ2001年)

COPDってどんな病気?
イラスト1

COPDは、有毒な粒子やガスの吸入による進行性の肺の疾患です。主な原因は喫煙で、他に粉塵や化学物質などが考えられます。これまで「肺気腫」や「慢性気管支炎」と言われていた疾患も、COPDに含まれます。

重症化すると、少し動くだけでも息切れしてしまい、酸素吸入が必要になるなど、生活に大きく影響してしまいます。

COPDの原因の約90%は、たばこの煙
イラスト2

長引くせき・たん・息切れなどの症状。自己判断で、「年のせい」「風邪の治りが悪いだけ」などと思い込んでいませんか?

たばこを吸っている(以前吸っていた)人で、右の症状のうちいくつか思い当たる方は、COPDの可能性があります。

COPDの診断と治療
イラスト3

思い当たる症状がある方は、呼吸器科のある病院を受診しましょう。COPDは、スパイロメーターという機器で呼吸機能検査をして診断します。

悪化してしまった肺機能は、残念ながら完全に健康な状態に戻すことは困難です。しかし、 禁煙や薬物療法、酸素療法によって、病気の進行を遅らせたり、症状を和らげることができます。

「もしかして、COPDかな?」と思い当たる点があれば、これ以上呼吸機能を悪化させないためにも、早めに受診して適切な治療を受けましょう。また、周りにCOPDと思われる人がいたら、是非COPDについてお伝えください。

★ 詳細についてはHPをご覧ください。

問い合わせ
福祉保健局保健政策部健康推進課
電話 03-5320-4361 FAX 03-5388-1427
HP
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kensui/copd/index.html
子宮頸がん検診受診促進啓発講演会を開催します

近年、子宮頸がんにかかる20代女性が増加していますが、20歳から29歳までの女性の7割が定期的に子宮頸がん検診を受けていないことが分かっています。

東京都では、主に20代女性を対象に、子宮頸がん検診の受診促進を呼びかける講演会を開催します。

写真:谷まりあさん
写真:谷まりあさん
名称
20代女子のステキな未来を目指す特別講座
日時
11月27日(水曜日)17時から18時30分まで
場所
國學院大學 渋谷キャンパス 学術メディアセンター1F 常磐松ホール(渋谷区東4−10−28)
出演者
ゲスト 谷 まりあさん(モデル) 医師 小田 瑞惠先生 (こころとからだの元氣プラザ診療部長、東京慈恵会医科大学産婦人科准教授) 経験者 河村 裕美さん、小磯 朋子さん(認定NPO法人オレンジティ)
プログラム
○子宮頸がん講座
医師による子宮頸がんの解説、経験者による体験談、トークディスカッション
○谷まりあのミニトークショー
参加費
無料
申込方法
11月22日(金曜日)までに、HPにて申込み受付(定員300名)

HP http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kensui/gan/2019kouza/

◆子宮頸がん検診は、20歳から2年に1回受けましょう

モシカモくん
東京都がん検診啓発キャラクター
モシカモくん
  • 子宮頸がん検診では、医師による診察と細胞診を行い、15分程度で終わります
  • このような症状に気づいたらすぐに医療機関へ
    不正出血、おりものの異常、下腹部や腰の痛みなど
問い合わせ
福祉保健局保健政策部健康推進課
電話 03-5320-4363 FAX 03-5388-1427