肝炎ウイルス検診を受けましょう〜7月28日は「日本肝炎デー」、7月26日〜8月1日は「肝臓週間」〜


肝炎ウイルスは、肝臓がんの主原因です。
全国のがんによる死亡者のうち、肝臓がんは第5位で、年間約2万5千人が亡くなっています。
その肝臓がんの原因の約8割を、B型及びC型肝炎ウイルスが占めています。
感染していても自覚症状がないことも多いため、感染に気付いていない方が多くいます。
●ウイルス性肝炎とは?
ウイルス性肝炎とは、ウイルスの感染により肝臓が炎症を起こすことをいいます。
特にB型・C型肝炎ウイルスは、感染された方が治療を受けずにそのまま放置すると、慢性肝炎、肝硬変、肝臓がんに進行する可能性があります。
●ウイルスへの感染はどのようにして起こるの?
ウイルスへの感染は、血液・体液を介して起こります。母子感染や性交渉など自分では意識しにくい感染経路もあり、感染原因が不明な方も多いです。
一方、感染された方と握手することや抱き合うこと、一緒に入浴すること、食器やコップの共用、感染された方のくしゃみや咳などでは感染しません。
肝炎ウイルスについて、正しい知識を持つことが大切です。
●なぜ検査が必要なの?
肝炎ウイルスに感染しているかは、肝炎ウイルス検査を受けない限り分かりません。
肝炎の症状は、全身のだるさ・食欲不振・吐き気・黄疸などですが、症状が軽かったり、無症状のまま進行してしまっていることもあります。そのため、症状がなくても感染の有無についての検査が必要です。
また、症状がある場合には速やかに医療機関を受診してください。
●どんな検査?どこで受けることができるの?
B型・C型肝炎ウイルスの検査は採血のみのため、短時間で済み、検査結果は数週間でお知らせできます。
実施時期や場所等については、お住まいの区市町村にお問い合わせください。