概要
国立精神・神経医療研究センター病院薬物依存症センターは、国内でも希少な薬物依存症専門治療機関として、覚醒剤や大麻などの違法薬物、あるいは処方薬や市販薬の依存症患者の治療を行っています。
当センターの特徴は、研究所の薬物依存研究部と病院の精神診療部や臨床心理部などが密接に連携し、最先端の治療技術を提供できるという点にあります。また、研究を通じて培った、都内の精神保健福祉センターや八王子ダルクとの関係性を、そのまま治療・回復支援における地域連携にも生かしている点も特徴といえます。
当センターはまた、厚生労働省依存症治療・相談拠点機関事業における薬物依存症の全国拠点機関であり、同時に、唯一の東京都薬物依存症治療拠点病院でもあります。そのため、医療者を対象とする研修会の開催し、地域における薬物依存症治療・回復支援の構築に指導的な役割を担っています。
治療内容
当センターは、治療は通院を基本としつつ、病状に応じて適宜短期間の入院治療も行います。
治療にあたっては、医師の定期的な診察に加え、院内の多職種チームによる各種治療プログラムに参加してもらいます。具体的には、通院では、依存症集団療法(通称「SMARPP」: 週2回、月曜日・木曜日開催)、女性のための依存症回復プログラム(通称「SeRA」: 週2回、月曜日・木曜日開催)、依存症集団作業療法(通称)「リアル生活プログラム」: 週1回、火曜日開催)プログラムがあります。また、適宜、心理療法士による個人心理療法も提供されています。
一方、入院おいては、入院短期依存症介入プログラム(通称「FARPP」)を提供しています。
私たちが大切にしていること
最も大切にしているのは、「安心・安全な治療環境」です。つまり、治療においては守秘義務を優先し、治療の場を安心して失敗を告白できる場所にするよう努めています。また、治療計画を立てる際には、一方的に治療プログラムを押しつけるのではなく、患者さまのニーズを重視して、いわば「テイラーメイドの治療」を患者さまと一緒に考えるようにしています。
受診の申し込み方法
初診診察は、火曜日もしくは金曜日に行っています。初診予約の申し込みはメール、もしくは電話で受けつけています。くわしくは国立精神・神経医療研究センター病院ホームページにおける薬物依存症専門外来のサイト(以下リンク参照)でご確認ください。
https://hsp.ncnp.go.jp/clinical/program_detail.php?@uid=sfGAtVGvvuve3iPL