ローテーション勤務にはすぐに慣れましたか?ローテーション勤務で生活リズムが崩れないように何か気を付けていることはありますか? 勤務先の保護所では、早番・日勤・遅番・夜勤の4種類をローテーションで回しています。初めに保護所に配属されたときは、5日間連続で日勤に入りましたが、私の場合は日勤が連日続くよりも、ローテーション勤務の方が体が楽で、すぐに慣れることができました。 夜勤明けで、昼に寝て夜起きると昼夜逆転するため、生活リズムが崩れないよう、休日である夜勤明けの翌日は、近所の体育館で運動をして、よく眠れるようにしています。 保護所の子どもたちと接するときに、どんなことを常に心がけていますか? あまり子ども扱いをしないことです。ひとりの人間の人生における子ども時代に対しての支援と考えています。子ども時代に支援が必要な方は、大人になっても支援が必要なケースが少なくありません。今だけでなく、これから先大人になっていくにつれてどのようなニーズが存在するのかを考えることが求められると思います。 また、職員のやりやすいようにやるのではなく、常に子どもの方を向いて仕事をすることを大切にしています。保護所の仕事は子どもたちの観察と生活支援がメインで、児相職員や保護者との面会後の表情など、彼らの変化を見逃さないようにする必要があります。変化に気付いた時には、私から話す時間を作るようにしています。反対に、子どもから話を聞いてほしいと言われた時はもちろん、その場ですぐに聞けない時は、時間を作ると伝えた上で、必ずその約束は守るようにしています。 信頼関係が最も大切な仕事です。子どもが相談しやすい雰囲気を職員全員で作ることが必要であり、実際に子どもたちが相談をしてくれているということは、信頼関係が築けているということなのだと感じています。 一時保護所の仕事の魅力・やりがいを教えてください。 子どもの命や生活を守ることができる仕事です。そこに携わることができるのが魅力であり、やりがいだと思います。一時保護所では、退所後の方針を決める上でも重要な役割を担っています。その様な役割を担う上で、私たちは短期間で子どもとの関係を築かなければなりません。そのとき、自分の特技や長所が子どもとの関係構築に役立つことがあります。絵を描くことが好きだったり、人より少し体が柔らかかったりなど、自分では特技と思っていないことでも意外と役立つことがあります。もし将来、一時保護所で働きたいと思っている方に、何かほんの少しでも得意なことがあれば、それをぜひ活かしてほしいです。
一日のスケジュール 12:15 始業 引継簿や日誌、入所予定等を確認 日勤職員から申し送り 13:30 学習時間の支援 15:00 休憩 16:00 安全管理をしながら子どもたちと一緒に運動 17:00 フリータイムの見守り、入浴対応等 18:00 配膳等しながら子どもたちと一緒に夕食 13:00 グループ活動の打ち合わせ 19:00 ホールで子どもたちと一緒に遊んだり、服薬の確認を行う等 21:00 終業