福祉保健2024年4月

  • 福祉局長 就任あいさつ

ケシ4月1日付けで福祉局長に就任いたしました山口真です。

都民の皆様、関係機関・団体の皆様に、日頃から東京都の福祉・保健・医療行政に御理解と御協力を賜り、感謝を申し上げます。

国内の出生数が2年連続で80万人を下回り、世界でも類を見ないスピードで少子化が進展している一方、団塊世代が後期高齢者となる2025年をピークに、東京においては生産年齢人口が減少に転じ、2035年には都民の4人に1人が高齢者となる超高齢社会を迎えることが見込まれています。

また、物価高騰の長期化や自然災害の激甚化・頻発化など、都民生活を取り巻く環境は厳しい状況が続いており、社会構造や社会情勢の変化に対応した持続可能な社会への変革が求められています。

こうした中で、次の世代に確かな「安心」を引き継ぎ、「人」が輝く社会を実現するため、中長期的な視点に立った施策の一層の充実に取り組むとともに、社会状況等の変化に的確に対応しながら、実効性の高い取組を進めていくことが重要です。

そのため、令和6年度は、次のような施策を重点的に進めていきます。

第一に、生活福祉分野では、低所得者・離職者等の生活の安定に向けた支援、福祉人材の確保・定着・育成の充実などに取り組みます。また、長引く物価高騰の影響を踏まえ、低所得世帯を対象に、世帯当たり1万円分の商品券等を送付するなど、しっかりと都民の皆様の暮らしを支えていきます。

第二に、子供家庭分野では、望む人が安心して子供を産み育てられる東京が実現できるよう、妊娠期からの切れ目のない子育て支援、や保育サービスや学童クラブの充実、児童相談体制の強化などを進めます。また、018サポートや卵子凍結への支援、とうきょう若者ヘルスサポート(わかさぽ)など、多様なニーズに対するための施策を、今後も先手先手で講じていきます。

第三に、高齢者分野では、昨年度末に策定した「第9期東京都高齢者保健福祉計画」に基づき、高齢者がいきいきと心豊かに、住み慣れた地域で安心して暮らし続けるよう、介護予防・フレイル予防と社会参加の推進、高齢者の住まいの確保、認知症施策の総合的な推進などに取り組みます。また、高齢者保健福祉施策におけるDX(デジタル技術による変革)を進めます。

第四に、障害者分野では、昨年度末に策定した「東京都障害者・障害児施策推進計画」に基づき、共生社会実現に向けた取組の推進、地域における自立生活を支える仕組みづくりなどに取り組みます。また、障害者が身近な地域でサービスを利用できる体制整備とサービスの質の向上を図るために、人材の確保・育成・定着を進めるとともに、DXの活用を図ります。

今後とも、保健医療局と連携し、大都市「東京」にふさわしい、福祉・保健・医療施策を積極的に展開し、都民の皆様の生命を守り、誰もが安心していきいきと生活し、活躍できる都市の実現に向けて取り組んでいきます。

  • イベント
  • オストメイトの集い

板橋道朗先生のご講演後、オストメイト同士の体験交流(懇親会)を行います。会員以外の方もぜひご参加ください。
※オストメイトとは病気や事故などにより、『ストーマ(人工肛門や人工膀胱)』を造設した方をいいます。

対象
オストメイトと御家族の方
日時
5月26日(日曜日)13時から16時まで
会場
東京都障害者福祉会館(港区芝五丁目-18-2)
費用
無料
申込
申込不要。参加希望の方は、直接会場へお越しください。

  • お知らせ
  • 東京都福祉のまちづくり推進計画を策定

東京都福祉のまちづくり条例に基づく福祉のまちづくりに関する施策の総合的かつ計画的な施策の推進を図るための基本となる計画である「東京都福祉のまちづくり推進計画~ユニバーサルデザインが浸透した都市東京を目指して~」(計画期間:令和6年度から令和10年度まで)を策定しました。

「誰もが、自由に移動し、必要な情報を入手しながら、あらゆる場所で活動に参加し、多様な人との違いを認め合い、共に楽しむことができる社会」の実現に向け、全ての人が安全で安心して、かつ、快適に暮らし、訪れることができるユニバーサルデザインの理念に基づいたまちづくりを推進していきます。

  • お知らせ
  • 第二期東京都地域福祉支援計画の中間見直し

社会福祉法に基づく、都の福祉分野の総合的な計画である「第二期東京都地域福祉支援計画」(計画期間:令和3年度から令和8年度まで)の中間見直しを、令和5年度に行いました。

「人が輝く」東京を目指し、東京における地域共生社会の実現に向け、都、区市町村、関係団体及び地域住民等が一体となって地域福祉を推進していきます。

  • お知らせ
  • ホームレスの自立支援等に関する東京都実施計画(第5次)を策定

「ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法」に基づき、都内の実情に応じたホームレス対策を実施するための計画である「ホームレスの自立支援等に関する東京都実施計画(第5次)」(計画期間:令和6年度から令和10年度まで)を策定しました。

※「ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法」は、施行後25年で効力を失う限時法のため、法が失効した場合には、計画期間の終期を法の失効する日まで(令和9年8月予定)とします。

都内のホームレスの一日も早い自立と、ホームレスとなることを余儀なくされるおそれのある者が、ホームレスになることなく安定した生活を営めることを目指します。

  • お知らせ
  • 困難な問題を抱える女性への支援のための施策の実施に関する東京都基本計画を策定

「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」及び「困難な問題を抱える女性への支援のための施策に関する基本的な方針」の内容を踏まえ、東京都における困難な問題を抱える女性の福祉の増進及び自立に向けた施策を総合的かつ計画的に展開していくための計画である「困難な問題を抱える女性への支援のための施策の実施に関する東京都基本計画」(計画期間:令和6年度から令和10年度まで)を策定しました。

困難な問題を抱える女性の人権の擁護を図るとともに、男女平等の実現に資することを旨とし、困難な問題を抱える女性が、本人の意思が尊重されながら、安全にかつ安心して自立した生活を送ることができる東京の実現を目指します。

  • お知らせ
  • 東京都高齢者保健福祉計画を策定

都がこれまでに構築してきた地域包括ケアシステムの更なる深化・推進を目指し、今後3年間で東京都が取り組むべき幅広い施策を明らかにした「東京都高齢者保健福祉計画」(計画期間:令和6年度から令和8年度まで)を策定しました。

計画の理念である「地域で支え合いながら、高齢者がいきいきと心豊かに、住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができる東京の実現」に向けて取り組んでいきます。

  • お知らせ
  • 東京都障害者・障害児施策推進計画を策定

障害者を取り巻く環境変化に対応し障害者施策の一層の充実に取り組むため、「東京都障害者計画」、「第7期東京都障害福祉計画」及び「第3期東京都障害児福祉計画」として「東京都障害者・障害児施策推進計画(令和6年度から令和8年度まで)」を策定しました。本文は下記ホームページに掲載しています。

●計画の基本理念

  1. 全ての都民が共に暮らす共生社会の実現
  2. 障害者が地域で安心して暮らせる社会の実現
  3. 障害者がいきいきと働ける社会の実現
対象
都民

  • お知らせ
  • 東京都アルコール健康障害対策推進計画(第2期)を策定

アルコール健康障害対策基本法の規定に基づく「東京都アルコール健康障害対策推進計画」が令和5年度で終了することに伴い、「東京都アルコール健康障害対策推進計画(第2期)」(計画期間:令和6年度から令和7年度まで)を策定しました。

引き続き、都におけるアルコール健康障害対策を推進していきます。

  • お知らせ
  • 東京都保健医療計画(令和6年3月改定)を策定

医療法第30条の4に基づく「医療計画」を含む、東京都の保健医療施策の方向性を明らかにする基本的かつ総合的な計画である「東京都保健医療計画」(計画期間:令和6年度から令和11年度まで)を3月に策定しました。

「誰もが質の高い医療を受けられ、安心して暮らせる『東京』」の実現に向け、予防から治療、在宅療養に至るまで、切れ目のない保健医療体制等の構築を推進していきます。

東京都保健医療計画の体系図

  • お知らせ
  • 東京都がん対策推進計画(第三次改定)を策定

 東京都における総合的ながん対策計画である「東京都がん対策推進計画」(計画期間:令和6年度から令和11年度まで)を3月に策定しました。
 2人に1人が一生のうちにがんにかかると推計されている一方で、医療の進歩等により生存率は向上しており、がんと診断されても自分らしく生活を続けられる支援の充実が必要です。
 科学的根拠に基づくがん予防・検診の充実を図るとともに、都内のどこに住んでいても適切な診断・治療にスムーズにアクセスできる体制づくりやライフステージに応じた患者・家族支援を進めるなど、総合的ながん対策を推進していきます。

全体目標および分野別目標

  • お知らせ
  • 東京都循環器病対策推進計画(第一次改定)を策定

脳卒中・心臓病その他の循環器病を総称して「循環器病」といいます。東京都における循環器病に関する総合的な計画である「東京都循環器病対策推進計画(第一次改定版)」(計画期間:令和6年度から令和11年度まで)を3月に策定しました。

高齢化に伴う循環器病患者の増加や医療機関が集積する都内の状況を踏まえ、都民が、循環器病について知り、必要な支援を受け、安心して暮らせる社会の構築を目指し、総合的かつ計画的に循環器病対策を推進していきます。

  • お知らせ
  • 東京都健康推進プラン21(第三次)を策定

都は、健康増進法に基づく都道府県健康増進計画として「東京都健康推進プラン21(第三次)」(計画期間:令和6年度から令和17年度まで)を令和6年3月に策定しました。

この計画では、生涯にわたり健やかで心豊かに暮らせる持続可能な社会を目指し、総合目標として「健康寿命の延伸」と「健康格差の縮小」を掲げ、誰一人取り残さない健康づくりを推進します。

内容
東京都健康推進プラン21(第三次)
詳細は下記ホームページよりご覧ください。

  • お知らせ
  • 第四期東京都医療費適正化計画を策定

都民の医療費の適正水準の確保を図るための「第四期東京都医療費適正化計画」(計画期間:令和6年度から令和11年度まで)を3月に策定しました。

内容
都民の生活の質を維持、向上しつつ、医療費が過度に増大しないようにしていくとともに、良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制を確保することを目指し、「生活習慣病の予防と都民の健康の保持増進」及び「医療の効率的な提供の推進」の2つの視点から、取組の方向性を定めています。

  • お知らせ
  • ポータルサイト「とうきょう脳卒中・心臓病ガイド」を開設

脳卒中・心臓病などの循環器病は、命に関わる重大な病気です。急に発症し、後遺症が出ることも多いことから、患者さんやご家族が抱える悩みは多岐にわたっています。

令和6年3月、循環器病について必要な情報に容易にアクセスできるよう、循環器病に関するポータルサイト「とうきょう脳卒中・心臓病ガイド」を開設しました。

患者さんやご家族のほか、医療機関・介護事業者等の支援者の方など、ぜひご利用ください。

「とうきょう脳卒中・心臓病ガイド」

  • お知らせ
  • 5月12日は民生委員・児童委員の日

毎年5月12日は「民生委員・児童委員の日」です。また、5月12日から18日までは「民生委員・児童委員の日活動強化週間」です。活動強化週間を中心に、民生委員・児童委員の存在や活動を知っていただくため、都内の民生委員・児童委員が様々な広報活動を展開します。

■バス広告で「民生委員・児童委員」を周知

民生委員・児童委員の存在を多くの方に知っていただくため、都内を走行するバスの一部に車内広告(ステッカー)を掲示します。
期間:5月1日(水曜日)から31日(金曜日)まで
広告範囲:都内各地区バス車内

ステッカーイメージ

ステッカーイメージ

■パネル展にて活動内容を紹介

乳幼児家庭支援や友愛訪問・見守り活動等、民生委員・児童委員の活動内容を紹介します。
期間:5月13日(月曜日)から17日(金曜日)まで
場所:都庁第一本庁舎1階中央アートワークスペース

過去のパネル展の様子

過去のパネル展の様子

  • お知らせ
  • 5月31日は世界禁煙デー

世界保健機関(WHO)は、喫煙しないことが一般的な社会習慣となるよう様々な対策を講ずるべきとして、毎年5月31日を「世界禁煙デー」と定めています。また、世界禁煙デーから1週間を厚生労働省が「禁煙週間」と定めています。

喫煙は、がん、循環器病、COPD(シーオーピーディー)を含む呼吸器疾患、糖尿病、周産期の異常や歯周疾患等のリスクを、また、受動喫煙は、虚血性心疾患や肺がん等のリスクを高めるとされています。

自分や周囲の人の健康のために、ぜひ、この機会に禁煙をはじめませんか?
詳細は、下記ホームページよりご覧ください。

  • 肺の病気COPDの最大の原因は喫煙?
    肺の病気COPDの
    最大の原因は喫煙?
  • 禁煙啓発リーフレット
    禁煙啓発リーフレット
  • 卒煙リーフレット
    卒煙リーフレット

  • お知らせ
  • 植えてはいけない「ケシ」にご注意!

ケシは赤色、白色、紫色など色鮮やかな花を咲かせ、私たちを魅了します。

でも、そのケシ、植えても大丈夫ですか??

麻薬の原料となるケシは、法律で栽培等が禁止されています。今まで目にしたことのないようなケシの花には、注意が必要です。

美しいからといって、植えてはいけないケシを栽培したり種を採ったりするのは、法律違反です。

植えてはいけないケシを見つけたときは、抜かずに・・・・下記までお問い合わせください。

下の写真はすべて植えてはいけないケシです。

  • ソムニフェルム種ソムニフェルム種
  • セティゲルム種セティゲルム種
  • ケシケシ

植えてはいけないケシの特徴

葉:ふちの切れ込みがやや浅い、
ろう質を帯びた白っぽい緑色
茎:無毛又は白色の毛が少し生えている、
葉柄がなく葉が茎を包み込んでいる

  • お知らせ
  • 紅麹を含む健康食品による健康被害

紅麹を含む健康食品を摂取したことが原因と疑われる健康被害事例が
発生しています

小林製薬の当該品がお手元に残っている場合は、食べずに返品してください。

このほかにも紅麹を含む製品の回収が各事業者で進められています。

紅麹を含む食品を摂取する場合は、下記の厚生労働省ホームページ(「いわゆる健康食品」による健康被害事例)をご確認のうえ、回収対象の食品については摂取せずに返品してください。

当該品を喫食して体調を悪くした方は医療機関へ

紅麹を含む食品を摂取し、万が一体調が悪くなった場合は、医療機関を受診し、最寄りの保健所にお知らせください。

  • お知らせ
  • 登録販売者試験

一般用医薬品の販売等に従事することを希望されている方のための資質確認試験を行います。

試験日
9月8日(日曜日)午前10時から午後3時30分まで
受験料
13,600円
願書配布
5月14日(火曜日)から都庁・都内保健所などで配布
願書受付
5月20日(月曜日)から5月31日(金曜日)まで(消印有効)
※願書は郵送のみ受付

  • 募集
  • 東京都保健医療計画推進協議会委員

都では、保健医療に関する総合的・基本的計画である「東京都保健医療計画」を推進するため、保健医療サービスを利用する都民の立場から協議を行っていただく委員を募集します。

対象
次の条件を全て満たす方(ただし、公務員及び都の附属機関の委員である方を除く。)
  • ・都内在住の満18歳以上(令和6年8月1日現在)の方
  • ・任期中に開催する会議(平日、年5回程度、夜間の場合有り)に出席できる方(オンライン会議の可能性有り、その場合の通信機器及び通信費等は自己負担)
任期
令和8年7月31日(金曜日)
募集人数
3名程度
申込方法
次の書類を郵送またはEメールにより提出してください。
なお、ご提出いただいた書類は、審査及び審査結果の連絡等、候補者決定に関連する業務のみに使用し、他の目的には使用しません。
また、ご提出いただいた書類は、返却しませんのであらかじめご了承ください。
・作文
「これからの保健医療施策について」(800字から1,200字)
・応募者連絡先
別紙に、住所・氏名・年齢・職業・電話番号を記入したもの
応募締切
令和6年6月21日(金曜日)(消印有効)
審査方法
保健医療局にて選考のうえ決定します。
選考は、書類選考(一次)、面接(二次)により行い、結果は本人へ通知します。
申込先
・郵送(消印有効)
〒163‐8001 新宿区西新宿2-8-1
東京都庁第一本庁舎28階南側
東京都保健医療局医療政策部医療政策課保健医療計画担当
・Eメール
東京都保健医療局医療政策部医療政策課保健医療計画担当宛
S1150401(at)section.metro.tokyo.jp
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