職員インタビュー療育センター職員幼稚園登園が障害児入所施設利用者の成長、発達に与える影響2024 年 11 月 9 日「日本重症心身障害学会学術集会」にて演題発表面があります。ある利用者の方は、今まで感情を言葉で表現することが 難しかったのですが、日々の関わりを通して少しずつ変化していって、今では「楽しい」や「悲しい」という感情をきちんと言葉にできるようになりました。また、活動の中でいつもは動きの少ない方が 手を挙げてくれたり、ニコリと笑 顔を見せてくれたりすると、楽しんでくれているのだなとホッとした気持ちになるし、気持ちが通じた気がしてとても嬉しいです。 利用者の方々の小さな変化に気付けたり、笑 顔を見られたりすることが、私の大きなやりがいにつながっています。も多いので、気持ちをうまく汲み取れないときは、「どんな声掛けをしたらよかっただろう?」と悩むこともあります。利用者の方々と深く関わり、その時々の小さな変化を見逃さずに対応することで、信頼関係を築き、気持ちが通じ合うようにできたら良いなと思っています。わからないことがあったら、一人で抱え込まずに信頼できる先輩方の意見も聞きながら、利用者の方々にベストな環境を整えていきたいと思っています。 職場には本当にたくさんの職種の職員が働いています。皆プロフェッショナルなので、それぞれが大切にしている考えもあり、その思いを尊重し合いながらまとめていく難しさはあると思いますが、同じ方向に向かって取り組めたときには何倍ものパワーになって良い支 援につなげられていると思いますし、それが多職種連携の魅力だと思います。同期には看護師利用者の方々の成長が私の原動力 利用者の方々との関わりの中で、変化を感じる場多職種で連携しながら、利用者の方と共に成長していく コミュニケーションをとることが難しい利用者の方もいて、私も日々悩んでいることや、嬉しかったことなどを共有し、横のつながりも大切にしながら仕事ができています。様々な職種の職員と連携して支援にあたっているので、わからないことは専門職に教えてもらうことができ、初めてでも安心して働くことができます。 療育の仕事は自分自身も成長できるとても楽しい仕事です。これからも経験を積み重ね、医療や看護の知識も深めながら、利用者の方の生活をより彩れるような支 援を目指して、これからも努力していきたいです。多くの方に療育に興味を持っていただき、一緒に働けたらうれしいです。一緒に成長していきましょう!療育センターでは、利用者の方々への支援を行うために幅広い知識やスキルが求められます。職員が不安に思うことがないよう、充実した教育支援プログラムを用意し、職員のスキルアップを支援しています。職 場における研 修はもちろん、公務 の中で、全 国重症心身障害児者施設職員研修会等に参加したり、テーマを決めて研究を行い学術集会で発表するなど、職員自ら課題に取り組み、専門性を向上させていく風土があります。25東京都 nice point!充実した教育支援プログラム
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