2025-07東京都福祉職パンフレット改定_6-e-book用-1015
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職員インタビュー児童自立支援施設職員※職員住宅は、空室状況により入居できないことがあります。生 活していくうちに 心 の扉が 少しずつ開いていき、専門性や知識を深める機会にしています。初めは業務を覚えるので精一杯だった私も、このような機会があるので、日々ステップアップしていけました!  学習会というのは、新任の職員が「子供との距離感」「子供との良い関わり方」「引き継ぎのコツ」など、新任ならではのテーマを毎回一つ決めて、参加した職員が共に学び 合う会のことです。新任の頃は業務への期待と不安の中、子供への支援のあり方を模索している真最中ですので、こういった先輩方の経験やアドバイスは非常に勉強になりますし、安心材料にもなります。自分自身が業務を覚えながら子供の支援も行うのはとても大変でしたが、そんな中で聞いた先輩方のお話は今でもとても心に残っています。ことは、この仕事のやりがいにつながっています。 初めは心を開いてくれなかった子 供たちが、共に「大 人に話してもいいんだな」とか、「大 人に相談してみようかな」と思うようになってきてくれること。今まで怒られることが多くて自分に自信が 持てずにいた子 供たちが、できることを少しずつ積み重ねていって、自分の自信につなげていく姿。そうした日々の小さな成 長 の 積み重 ねを感じることが 私の 大きな喜びです。 お家にいた時には歯磨きすら嫌がり、心配するお母さんともみくちゃになるくらい喧嘩してしまうような子がいたんですが、入 所してから歯磨きの必要性を一つずつ丁寧に伝えていくうち、当たり前のように経験豊富な先輩からのアドバイスを糧に 職場内では定期的な研修や学習会があり、自分の子供の成長が家族の成長へ…そして私の成長へ 子 供たちの近くで日々成長を見守ることができるできるようになり、保護 者の方にそれを伝えたら本当にびっくりしていました。 子 供たちの成長の様 子を聞いたご 家族が、「子 供も成長しているのなら自分も頑張ろうかな」と励みにしてくださるのもとてもうれしいです。子供の成長やご家族の変わろうとする姿勢は、私自身も成長させてくれます。 子 供と家族の〝 絆〟を取り戻すお手 伝いという重要な役割を担っているのだと誇りに思える仕事です。 子 供の成長を願う大 人の一員として、皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。児童自立支援施設では、敷地内に職員が居住できる職員住宅(世帯用・単身用)を用意しています。敷地内にあるため通勤の負担が大幅に軽減されるだけでなく、福祉職員には使用料の減額が適用されるので、周辺の平均的な賃貸物件と比較しても安価に居住できます。21東京都 nice point!児童自立支援施設職員住宅

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