日本最大級の転職フェア「マイナビ転職フェア」に特設ブースを出展しました

2025.3.27(木)更新 イベント

東京都が推進する「介護WITH」事業は、2025年2月22日(土)と2025年3月20日(木)に開催された日本最大級の転職フェア「マイナビ転職フェア」に特設ブースを出展しました。

本ブースでは、「夢や趣味、副業と介護の仕事を両立できる働き方」をテーマに、介護職の業務内容や必要なスキル、職場環境について詳しく紹介。さらに、「介護WITH事業所」の職員もブーススタッフとして参加し、現場のリアルな声を直接伝える貴重な機会となりました。これにより、介護職の魅力ややりがいを来場者に伝え、新たなキャリアの選択肢としての可能性を広げる場となるよう目指しました。

また、来場者に「介護WITH」のコンセプトをより深く理解いただくため、オリジナルトートバッグと、特製リーフレットを制作・配布しました。これらのノベルティを通じて、介護職の魅力や柔軟な働き方について、多くの方に興味を持ってもらうことができました。

「介護WITH」A4リーフレット 「介護WITH」オリジナルトートバッグ イベント当日の様子

今回が初の出展となった「介護WITH」事業でしたが、多くの来場者で賑わい、会場全体が活気に溢れていました。

特に、「実際に介護の仕事ではどのようなことをするのか?」のように介護職に関心を持つ来場者が多く、以下のような質問が寄せられました。

「具体的にどういうことをするのかな?」
「訪問介護と施設介護はどう違うの?」

これに対し、ブーススタッフは「訪問介護の場合は利用者さんの自宅に訪問して、生活のサポートを行う」等といった具体例を挙げながら説明。
特に、介護職の柔軟さや個別対応の重要性に関心を持つ人が多くいました。

■2月22日(土)の様子
<ご参加いただいた「介護WITH事業所」のご紹介>

有限会社アルカディアケアサービス<ヘルパーステーション楓>

杉並区で25年目になるヘルパーステーション楓(有限会社アルカディアケアサービス)です。
小さな事業所ですので、職員一人一人の役目を大切に運営しています。
お互いの得意なことを伸ばして、フォローし合いながら、充実したケアを提供しています。

「介護WITH事業所」の詳細はこちら

介護WITHとして初めて出展した今回の転職フェアでは、予想を上回る多くの方にブースへお越しいただきました。

「介護WITH」とは何か?という本事業の取組みのご紹介から始まり、来場者の皆様が積極的に興味を示されていたところが非常に印象的でした。

特に関心が高かった点は、柔軟な働き方ができる点です。
子育てや「推し活」など、仕事以外の面を大切にしながら働きたいというニーズにも応えられるというお話などを紹介すると、「介護の仕事でそんな働き方ができるとは思わなかった」と驚かれる方も多くいらっしゃいました。

また、スポーツの大会期間にシフトを減らし、それ以外の時期に調整して働くといった実例ついてお話すると時間的にも柔軟な働き方に出来るとして関心をいただきました。

「やりたいことがあるからこそ、働く時間も大切にしたい」という価値観に寄り添う介護WITHの考え方に、多くの方から興味を示していただいたと感じております。

■3月20日(木)の様子
<ご参加いただいた「介護WITH事業所」のご紹介>

NPO法人グレースケア機構<NPOグレースケア>

お困りごとからお愉しみまでをモットーに、自費と介護保険や障害福祉など制度を組み合わせて、在宅ケアやまちづくりに取り組んでいるNPOです。
おでかけや旅行、整理収納、介護や看護、リハビリ、シェアハウス運営など、多様な資格やスキルをもつ180名のスタッフが、週1回からフルタイムまで多様な働き方で担っています。
未経験の方には資格を無料で取得できる制度があり、人をケアする新しい仕事へのチャレンジを応援しています。

「介護WITH事業所」の詳細はこちら

株式会社iMARe<iMARe Life>

株式会社iMAReは、地域に根ざした訪問看護、整骨院、デイサービスを展開し、健康と自立を支援します。さらに、体質改善やアスリートサポートなど、自費事業も展開。
利用者様一人ひとりの「いまを生きる」に寄り添い、真摯な姿勢と確かな技術で、活き活きとした日々をサポートします。

「介護WITH事業所」の詳細はこちら

2月22日(土)は50人近い来場者をお迎えし、かなりのご盛況をいただきましたが、今回はそれを上回る来場者にお越しいただきました。
ブースの前で足を止め、関心を示してくださる方も多く、最終的には75名の方が実際にブース内で説明を受けられました。

今回特に印象的だった内容として来場者が多数を介護未経験の方が占めておりました。
来場者様との対話を通じて、「介護=時間的に縛られる仕事」というイメージが払拭され、介護職の自由度の高さを理解いただくことが出来たと思います。

さらに、過去に介護職を経験された方からは、「以前に比べて働き方がずいぶん柔軟になっている」との声も寄せられました。かつてのようなフルタイム勤務・残業が前提の環境とは異なり、現在では週に数日からの勤務や残業が少ない環境であることを知り、そうした働きやすさから改めて介護の仕事への関心を持たれる方も少なくありませんでした。

「自分らしく働ける環境が、介護の現場にもある」という新しい気づきを、多くの方に知っていただけたイベントとなったと感じております。

来場者の感想

説明を聞いた来場者からは、「介護業界に対するイメージが変わった」という声が多く寄せられました。特に「介護WITH」のコンセプトである「夢や趣味との両立」に対して好意的な意見が目立ちました。

「思ったよりも働きやすそう!」
「介護の仕事ってもっと大変だと思っていたけど、考えが変わった!」

多くの来場者、介護の仕事に対して「大変そう」「重労働」という固定観念を持っていましたが、説明を通じてそのイメージが和らいだようです。
特に「介護WITH」が提案する、夢や趣味を大切にしながら働ける環境に魅力を感じる来場者が多く、「自分の好きなことに時間を使いながら仕事ができるのは理想的」という反応が目立ちました。

また、仕事とプライベートの両立がしやすいという点に安心感を覚えた人も多く、「働きながらでも趣味の時間を大切にできる」といった声もありました。

これらの反応からも、今回の出展はまさに「介護WITH」事業の目的である介護職のイメージアップに大きく貢献したと言えるのではないでしょうか。

転職フェアから見えた、「介護WITH」の未来

今回の転職フェア出展を通じて、多くの求職者に介護職への関心を持ってもらう貴重な機会となりました。特に、「介護の仕事と夢を両立する」というコンセプトは、多くの来場者の心に響き、介護職への関心を高めるきっかけになったと感じています。

一方で、介護業界に対する誤解や偏見が依然として根強いことも改めて実感しました。しかし、ブースでの対話を通じて「介護の仕事にも柔軟な働き方がある」ことを伝えることで、多くの来場者の意識が変わる瞬間を目の当たりにしました。

今後もこのような機会を活かし、より多くの方に介護職の魅力を伝えていくことが重要だと考えています。「自分らしく働ける環境がある」というメッセージをより多くの人に届けるため、「介護WITH」事業のさらなる発展を目指してまいります。

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